美肌を保つ「正しい保湿ケア」手順やコツ。乳液やクリームの使い方

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美肌を保つ「正しい保湿ケア」手順やコツ。乳液やクリームの使い方

美しい肌は正しい保湿ケアから。「正しい保湿のやり方・基本手順」や、効果がグッとアップする「乳液やクリームの使い方・コツ」などを紹介します。

効果を上げる「正しい保湿」の手順とコツ

保湿コスメを、「肌の上に伸ばして終わり」では、スキンケア効果が半減してしまいます。保湿コスメの正しい使い方や手順をチェックして、保湿の効果を最大限に引き出してあげましょう。

目次

保湿はスキンケアの最後におこなう

先に「洗顔・化粧水・美容液」を済ませておく

保湿ケアは、「スキンケアの最後の仕上げ」として行います。保湿コスメを使う前に、洗顔・化粧水・美容液やセラムなど、他のスキンケアを済ませておきましょう。*

*コスメによっては、洗顔直後に使う「導入タイプ保湿」もあります。メーカーの使用説明に従います。

化粧品が浸透してから保湿する

保湿は「フタ」の役割がある

化粧水や美容液は「お肌に成分を与える」役割。そして保湿には「お肌にフタをして、水分や成分を肌に閉じ込める」という役割があります。

保湿コスメの「油分」と、先につけたコスメの水分が混ざってしまうと、保湿コスメの油分や保湿成分がうすくなり、「仕上げのフタ」としての効果が安定しません。

化粧水や美容液が「浸透」してから保湿する

化粧水や美容液は、水分や有効成分を肌へ浸透させることが大切です。きちんと浸透する前に保湿コスメをつけてしまうと、有効成分に油分が混ざり、肌への浸透力が低下してしまいます。

それではどんなに「高浸透」なコスメを使っても、効果が半減してしまいます。

保湿コスメは、先につけた化粧品の成分が肌に浸透するのを待ってから使いましょう。

化粧水や美容液に保湿の油分が混ざると、水分や有効成分の浸透力が低下する。

浸透を待つ目安は「1分~2分」程度

化粧水や美容液が浸透する目安は、だいたい「1~2分程度」です。コスメの水分が肌に吸い込まれ、ひたひた感がなくなればOKです。肌の上に水分が残っていたら、ハンドプレスで馴染ませませて浸透させます。

時間の開けすぎは逆効果

保湿までの間隔は「時間の開けすぎ」にも注意しましょう。3分以上あけると肌が乾燥しだすので、逆効果になります。先につけた化粧品が乾く前に保湿をはじめましょう。

手やコスメが冷えていたら、温めてから使う

乳液やクリームが冷えていたら、温める

油分は冷えると固くなる

油分は冷えると固くなり、伸びや馴染みが低下します。特に寒い季節のクリームやバームは固くなりがちで、むりに伸ばすと肌をこすってしまうことも。

温めて馴染みがUP

保湿コスメを手にとったら、まずは手のひらの体温で温めてから使いましょう。油分が柔らかくなり、肌への馴染みが格段に良くなります。

冷たい手を温めるテクニック

もしも手が冷えている場合は、両方の手のひらを素早くこすり合わせて、摩擦で手を温めてみましょう。摩擦で手のひらが程よく温まるはずです。

乾燥が気になる、繊細なエリアからケアする

シワや乾燥が気になる「目元」から保湿

乳液やクリームを手に取ったら、指先や手のひらで肌に馴染ませていきます。その時、意識したいのがケアする順番です。

シワが気になる・細かな部分から保湿

まずは、目のキワやほうれい線など、シワや乾燥が気になる、細かくてデリケートな部分からはじめてみましょう。

手に取った保湿コスメがたっぷりなうちにケアすれば摩擦も少なく、塗り忘れも防げるので一石二鳥です。

指でシワや凹凸に密着させて馴染ませる

肌をこすらずに優しく

目の周辺は皮膚が薄くデリケートなので、肌をひっぱったり、こすったりしないように気をつけます。乳液やクリームが固く伸びが悪いと思ったら、その都度、手で温めて柔らかくして使います。

シワを広げながら、肌に密着させる

細かな部分にも行き渡るよう、目の凹凸やシワに指を密着させて、保湿コスメを肌に馴染ませましょう。

顔全体は、ハンドプレスでケア

細かな部分が終わったら、顔全体の保湿をしていきます。範囲が大きいので、手のひら全体を使ってケアしています。

無理なくカバーできる量を使う

保湿の量が足りないと「フタ」が出来ない

少量の乳液やクリームを無理に伸ばすと、肌へ負担を与えます。また、量が少ないと「保湿のフタ」としての役割も果たせません。

少しでも「足りない」と思ったら、保湿コスメを追加して、顔全体をしっかりカバーできる量を使いましょう。

「塗る」ではなく「肌を包んで・フタをする感覚」で

手のひら全体で優しくハンドプレス

保湿コスメは、「指先で肌に塗る・伸ばす」よりも、手のひら全体を使って広げると、油分や保湿成分が均一に広がりやすく、おすすめです。

手のひら全体を使ってハンドプレスし、肌に「保湿のフタ」をするようにコスメを馴染ませていきましょう。

目に見えない「保湿のフタ」で包み込もう

保湿の目的は「お肌のフタ」です。保湿コスメを使うときは、「油分で肌を包み込む・フタをする」ような気持ちで使うと、保湿の効果が実感しやすくなります。

乾燥が気になる部分は「重ね塗り」

同じ保湿の重ねつけでもOK

目のキワや口の周辺は、乾燥によるシワが気になるポイントです。保湿が足りないと感じたら、保湿コスメを重ねつけして保護しましょう。

高保湿コスメの使い分けも

特に乾燥が気になる、潤いが足りないと思うエリアがあるなら、アイクリームやオイルなど、保湿に特化したコスメの重ね付けも有効です。

皮脂やニキビが気になる部分も保湿する

ニキビや皮脂が気になるエリアこそ保湿が大切

「オイリー肌に保湿はいらない」は大間違い

皮脂や毛穴トラブル、メイク崩れが気になる部分こそ、コスメの良質な保湿成分で肌を整えることが大切です。

ニキビや皮脂、毛穴が気になるエリアこそしっかりと保湿して、水分と油分のバランスを整えましょう。サラリとした乳液なら毛穴つまりも起きないので、オイリー肌でも安心して使えます。

オイリーなニキビ肌こそ、保湿が大切

オイリー肌こそ、保湿で肌が変わる
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最後の仕上げの「手のひらパック」で油分を均一に

「ハンドプレス」で油分を均一に

仕上げのひと手間で「均一なフタ」をする

最後の仕上げとして、顔全体を手のひらで包み、手のぬくもりを伝えるようにハンドプレスしてみましょう。保湿成分や油分が均一に馴染み、肌の上に安定した保護膜を作ってくれます。

「手のひらの体温を伝えるように」がコツ

手のひらで保湿コスメを肌に密着させて、体温を伝えるように包み込むと、保湿の仕上がりが良くなります。手のひらでパックするような感覚で行うと、うまくいきます。

肌の上でムラになりやすい、硬めのクリームやバームにも有効なテクニックなので、試してみて下さい。

きちんと「保湿のフタ」ができたかチェック

仕上げに「鏡と手」で保湿をチェック

スキンケアの最後に、きちんと保湿のフタができたか、鏡で見たり、手で触れてチェックしてみましょう。乾燥やシワが気になるエリアがきちんと保湿されているかも、とくに入念に確認します。

顔全体がしっとりとツヤのある「保湿のフタ」で包めていたら、保湿ケアは完了です。

保湿コスメの重ねつけは、順番に気をつけよう。

基本的な保湿はここで完了ですが、アイクリームやオイルなど、複数の保湿コスメを使う場合は、保湿を重ね付けして使います。その場合も、先につけた保湿が馴染むのを待ってから追加のコスメを使いましょう。

保湿は「サラリとしたもの」から使う

保湿コスメを複数使う場合は、重ねる順番も意識しましょう。

保湿は「油分が少ないもの」から使おう

コスメに含まれる油分が多いほど、「フタ」としての力が強くなります。

はじめに分厚い油分で肌にフタをしてしまうと、後から使うコスメが浸透せず、効果がなくなってしまいます。保湿を重ねる場合は、油分が少ないタイプから使いましょう。

保湿コスメの油分の割合

一般的に、サラリとした軽いテクスチャの保湿は油分が少なく、こってりと重く固いものは油分が多い傾向があります。

油分が少なめの保湿 – 乳液や保湿ジェルなど、軽いテクスチャのもの
油分が多めの保湿 – クリーム、オイル、バームなど、重くこってりしたもの

「サラリと軽いものから→重たくこってり」が基本

重ねる順番 : 保湿ジェル→乳液→クリーム→オイルやバーム

重ねる順番で迷ったときは「サラリとしたものから使い、重たくこってりとしたものは後」と覚えると、わかりやすいです。

※コスメによって使用する順序が異なることがあります。メーカーの使用説明に従いましょう。

翌朝、もう一度「保湿のフタ」をチェック。

保湿直後の肌は「しっとり」で当たり前

どんな保湿コスメを使っても、スキンケアの直後は肌がしっとりと感じるのが当たり前です。

正しい保湿が出来ているかを知るには、時間が経ってからのお肌チェックが有効です。

時間を開けてからの「しっとり」が大切

スキンケア後にしばらく時間を開けてから、乾燥が気になる部分に触れてみましょう。乾燥せずにしっとりとしていれば、「保湿のフタ」がきちんとできているサインです。

寝起きの肌を観察しよう

朝の肌で「きちんと保湿できているか」をチェック

保湿がきちんと出来ているかを確認するなら、朝起きてすぐの肌を観察するのがおすすめです。

洗顔をする前に、目元口元や、乾燥が気になるエリアの状態をみてみましょう。乾燥やゴワつき、カサつきを感じたら、前日の保湿ケアが足りないのかも知れません。

「正しい保湿」の大切さ

フレッシュな美肌を保つには、肌の水分量を高める「毎日の保湿」がとても大切です。

お肌の保湿が足りないと、「シミ・シワ・くすみ・ゴワつき・毛穴の開き・ニキビ・かゆみ・赤み・」等、あらゆる肌のトラブルや老化現象が進行してしまいます。

間違えた保湿ケアをしていないか、あらためてチェックしてみましょう。

間違えた保湿ケアをチェック

「スキンケアの最後にきちんと保湿しない」
「オイリー肌だらか保湿しない」
「化粧が崩れそうだから、あえて保湿はしない」
「夏だから、保湿はいらない」
「ベトつきそうだし、スキンケアは化粧水だけ」

「保湿不足」で肌におきること

肌の表面と内側、両方の乾燥が進む
水分・油分バランスが乱れ、皮脂が増える

シワやカサつき等、年齢肌が進行する

肌がゴワつき、分厚くなる
毛穴の開きや黒ずみ

表面はベトつくのに、内側は乾燥した「インナードライ肌」になる
肌が不衛生に傾きやすくなる
ニキビや肌トラブルが増える

「正しい保湿ケア」で得られる効果

ニキビやオイリー肌への保湿効果

過剰な皮脂が落ちつく
毛穴トラブルが減る
ニキビや肌荒れ予防
ゴワつく肌が柔らかくなる

お化粧や顔色への効果

化粧ノリが良く、崩れづらくなる
毛穴が小さくなり、キメが整う
黒ずみが軽減し、顔色が明るくなる

年齢肌・乾燥肌への効果

肌がしっとり潤う
乾燥やシワの予防、アンチエイジング効果

敏感肌・かゆみ肌への効果

肌のバリア機能の強化
痒みやカサつきの軽減

毎日の「正しい保湿ケア」は、乾燥肌はもちろん、皮脂が気になるニキビ肌や、不安定な敏感肌の改善にも役立ちます。

「正しい保湿」で美肌を育もう。

特別なケアよりも先に、まずは「日々の正しい保湿ケア」を身につけましょう。

スキンケアの基本である保湿は、水分や油分のバランスを整えて、お肌を健やかに保ち、肌の老化も遅らせてくれます。「保湿」は、トラブル知らずの美肌を保つ、一番の近道です。

毎日の「正しい保湿ケア」を徹底して、潤いに満ちた強い美肌を育んでいきましょう


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