ニキビが気になるオイリー肌に「保湿」は必要?
保湿は「乾燥肌・年齢肌向けのスキンケア」というイメージがあります。ですが、「若いから・ニキビがあるから・オイリー肌だから」という理由で保湿をしていないなら要注意。
若くてもオイリー肌でも、早いうちからの「正しい保湿」で、将来の肌に大きな差がつくのです。
「保湿」についての間違いをチェック
「保湿するとニキビが悪化しそう」
「まだ若いから保湿はいいや」
「オイリー肌だし保湿は不要」
「保湿は、シワや乾燥が気になりだしてからで良い」
これらは全て、保湿に関する「間違えた思い込み」です。
若くても・ニキビ肌でも「保湿ケア」が肌に良い理由4つ
若くてオイリーな肌質だと、天然の皮脂がたくさんあるから、油分を与える保湿は不要では?と思うかもしれません。
ですが、肌タイプや年齢に関わらず「保湿」は肌に良いのです。その理由を説明していきます。
保湿する理由①
「保湿コスメの油分」は、皮脂よりも肌に良いから
天然のものがお肌に一番良いとは限りません。肌から分泌される皮脂は、衛生面や美容面で、デメリットもあります。「コスメの油分と皮脂」を比較してみましょう。
皮脂のデメリット・肌への悪影響
皮脂は毛穴の中で詰まりやすい
皮脂は毛穴の中にある皮脂腺から分泌されます。コスメと違い、皮脂は「いつでもサラサラ」という訳にはいかず、雑菌や汗と混ざって黒ずんだり、ベトついて固くなったりします。皮脂を分泌する過程で、どうしても毛穴に詰まりやすい要因が増えてしまうのです。
皮脂は毛穴を広げてしまう
お肌を守ろうとして皮脂の分泌が増えると、毛穴を通る皮脂の量が多くなり、毛穴が広がってしまいます。また、皮脂が雑菌と混ざって固くなると、ポツポツと黒ずんだ角栓になって、毛穴をさらに広げてしまいます。
皮脂はアクネ菌の餌になる
毛穴の中で皮脂が詰まると、アクネ菌のエサになり、毛穴の中で雑菌が繁殖する「ニキビ」につながってしまいます。
皮脂はベトつく
分泌直後の皮脂はサラリとしていますが、時間とともに古くなり、ベトつく「変性皮脂」に変わってしまいます。
肌の上で皮脂が「古くなる」と・・・
ベトついて、黒ずむ・毛穴に詰まりやすくなる・雑菌が繁殖しやすくなる・肌環境が不衛生になる・化粧崩れの原因になる
→変性皮脂とは
コスメの油分が皮脂より優れている点
コスメの油分は様々な面で皮脂よりも優れています。
肌を衛生的に保てる
コスメの油分なら、毛穴に詰まらない。
毛穴から分泌される皮脂とは違い、コスメの油分は外側から補えます。皮脂のようにベトつかず、いつでもサラリと柔らかいので、毛穴をつまらせる心配もなく、アクネ菌の餌にもなりません。
コスメの油分は酸化せず、衛生的
時間とともにベトついてしまう皮脂と比べ、コスメの油分は劣化に強く、サラリとしています。酸化に強い成分が配合されているので、紫外線や汗の影響を受けづらく、長時間、衛生的にお肌を守ってくれます。
皮脂腺の負担を軽く出来る
過剰な皮脂の分泌が落ち着く
適度な油分はお肌を守る「バリア」になります。コスメで外から油分を補えば、皮脂の変わりにお肌をバリアしてくれるので、肌がたくさんの皮脂を分泌する必要がなくなります。過剰な皮脂の分泌が落ち着き、皮脂腺の負担を軽くできます。
皮脂よりも優れたバリア機能
洗顔後、何もつけずに外に出ると、乾いた空気・汚れた空気、ホコリやチリ・雑菌などが直接肌に触れてしまいます。保湿に含まれる油分は、それらの有害な物質が肌に触れないようブロックしてくれます。天然の皮脂にもブロック機能がありますが、より優れたバリア成分でお肌をプロテクトしてくれます。
コスメ特有の有効成分も
保湿コスメには、油分だけでなく、お肌の環境を良好に保つための有効成分が配合されています。
1.肌の保水力を高める成分で、肌を柔らかく保つ2.雑菌の繁殖や、お肌の炎症を抑える成分で、肌を清潔に保つ
保湿コスメを使うことで、乱れやすい肌環境を、健やかで衛生的な環境に保つことができます。
肌環境が良くなり、ニキビや毛穴トラブルが減る
保湿コスメでお肌の水分と油分バランスを整え、清潔に保つことで、肌本来のバリア機能も安定していきます。
ターンオーバーが正常化し、肌や毛穴が柔らかくなり、ニキビや毛穴トラブルも治りやすくなります。
保湿する理由②
肌に合わせて「油分バランス」をコントロールできるから
保湿コスメは、肌質や年齢にあわせてお肌を最適な油分バランスにコントロールできる点でも優れています。
皮脂は分泌量をコントロールできない
皮脂は肌質や年齢、エリアによって分泌量が変わり、自由にコントロールできません。「Tゾーンは皮脂が多すぎてベトつくのに、目元は乾燥する」といった悩みが生まれてしまいます。
皮脂の分泌が多すぎるエリアは…
テカる・化粧が崩れる
毛穴が広がる・黒ずみや角栓
ニキビや毛穴トラブルが増える
毛穴の中で皮脂がつまる
肌が不衛生になり、アクネ菌が増える。
皮脂の分泌少ないエリアは…
肌が乾燥し、水分量が低下
シワや年齢肌の進行
ゴワつき・つっぱり・痒み
粉吹き・カサカサ
エリアや季節、年齢によって…
Tゾーンだけテカる
目元口元は乾燥する
夏のベトつき・秋冬の乾燥
皮脂分泌の低下
コスメなら、油分バランスを調整しやすい
分泌量をコントロールできない皮脂とは違い、コスメの油分はお肌に合わせて調整が可能です。
季節やエリアで油分を調整できる
・目元口元や乾燥が気になる所だけ重ねつけ。
・秋冬は高保湿なコスメにチェンジ。
肌質に合わせた保湿を選べる
・乾燥肌なら、高保湿なコスメで油分をプラス。
・オイリー肌なら、サラリとした保湿コスメで清潔に。
保湿コスメをうまく使えば、顔全体の油分を「最適なバランス」に整えることができます。
保湿する理由③
「化粧崩れしない肌」を持続できるから
油分バランスが整うので、化粧が長持ちする
皮脂は、化粧崩れしやすい。
時間とともにベトつき、不衛生になる。
皮脂は紫外線や空気、汗にふれることで劣化して、ベトついたり、黒ずんだりします。また、皮脂が過剰だとテカりの原因になり、足りないければ粉を吹いたりと、化粧崩れの原因になります。
皮脂が多いタイプこそ、コスメの油分で肌が落ち着く
保湿コスメはメイクを前提に開発されているので、お肌をメイクに適した状態に整える効果があります。
コスメの油分は、化粧崩れしずらい。
肌をメイクに適したコンディションに維持してくれる。
皮脂のようにベトついたり、部分的にテカることもなく、化粧崩れを長時間防いでくれます。
保湿する理由④
保湿は最強のアンチエイジングだから
「若いうちからの保湿」でシワを未然に防ぐ
「シワや乾燥が気になってから保湿」では遅い
ニキビやオイリー肌が気になる年頃は、「シワ・乾燥」といった悩みが他人事のように感じます。ですがどんな肌タイプの人でも、年齢と共にお肌が変化して、お肌の乾燥やシワが気になる時が来ます。
シワは「出来る前」から予防しよう
そんな年齢肌の象徴である「シワ」は、一度肌に刻まれてしまうと、なかなか消せません。
シワ対策は若いうちからスタートして、「シワが出来るのを予防」したほうが、アンチエイジング効果が大きいのです。
「早めの保湿」で、未来の美肌を維持
年齢肌の象徴である「シワ」は、肌の乾燥が原因で進行します。早いうちから徹底した保湿ケアをしておけば、肌がうるおいで満たされるので、「シワができる原因」を減らせます。
「早めの保湿」は、お肌のシワや肌老化を未然に防げる、「最強のアンチエイジング」といえるのです。
「正しい保湿」で、若々しい肌をキープしよう
スキンケアの基本である「保湿」は、肌を良好な状態に保ち、肌の老化を遅らせてくれます。
正しい保湿で得られる効果
過剰皮脂が落ち着く
肌が安定し、清潔になる
化粧崩れしずらくなる
毛穴つまりやニキビが減る
乾燥・シワ・年齢肌の予防ができる
アンチエイジング
「毎日の地道な保湿」で美肌を維持することが、最高のスキンケアであり、未来の肌ためのエイジングケアです。
若々しく安定肌を保つために、若くても、オイリー肌でも「正しい保湿」をしっかりとおこないましょう。
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