メイクや外出をしなくても、皮脂がベトつきだしたら要注意。皮脂は時間とともに古くなり、ベトつく「変性皮脂」に変わってしまいます。
肌を不衛生にし、ニキビや肌荒れの原因になる「変性皮脂」について、対策やケアのポイントをまとめました。
皮脂が酸化して古くなる「変性皮脂」とは
変性皮脂とは?
分泌直後の皮脂はサラリとしている
お肌を守るために分泌される「皮脂」は、はじめはサラリとしていて、そのままならお肌に無害な物質です。
時間の経過とともに酸化して、ベトつく「変性皮脂」に
ですが、皮脂は分泌された後、紫外線や汚れた空気、雑菌や汗などに触れ合うことで酸化し、時間の経過とともに劣化して、肌に悪影響を与える「変性皮脂」に変わってしまいます。
肌に「不快なベトつき」を感じたら要注意
皮脂と一緒に大量の汗をかいたり、紫外線を浴びつづけると、皮脂がギトギトになって肌にまとわりつくように感じたことはないでしょうか。
見た目もテカテカとして、触れると不快なベタつきを感じます。それが、皮脂が古くなった「変性皮脂」です。
夏の肌がベトつく理由も「変性皮脂」
夏は皮脂が劣化しやすい
夏は特に肌のベトつきが気になりますが、その理由は、夏場は汗をかきやすく、多くの紫外線を浴びるので、皮脂の劣化が早まってしまうからです。
「変性皮脂」は肌トラブルの元!
変性皮脂を放置していると、お肌に様々な悪影響があらわれます。
「変性皮脂」は肌トラブルの元!
肌環境が悪化し、雑菌が増えやすくなる
変性皮脂を放置すると、肌が不衛生に傾きやすくなり、雑菌が繁殖しやすい環境になり、ニキビや炎症・痒み・吹き出物など、肌荒れの原因になってしまいます。
ニキビや毛穴トラブルが増える
変性皮脂は粘りが強くベトつくので、毛穴に詰まりやすく、ニキビや毛穴トラブルの元になります。
肌の黒ずみ・ゴワつきの増加
変性皮脂を放置したまま紫外線を浴びると、肌が「油焼け」のような状態になり、肌のくすみ・ゴワつき・黒ずみといったトラブルの元になります。
対策:変性皮脂のケア方法
変性皮脂をケアするには、正しい洗顔やクレンジングで、肌環境をつねに清潔に保つことがが大切です。
ポイント① 変性皮脂になる前に洗い流す。
洗顔は1日2回・ベトつきを感じる前が理想。
洗顔の理想的な回数は、朝夜の1日2回です。
メイクや外出をしなかった日でも、1日2回は洗顔をして、肌を衛生的に保ちましょう。肌にベトつきを感じる前に洗顔するのがポイントです。
朝の洗顔はマイルドな「ぬるま湯洗顔」を、夜は肌環境をリセットできる「洗顔フォームやクレンジング」を使った洗顔がおすすめです。
➡ 美肌を育てる「ぬるま湯洗顔」のやり方。メリットやコツ、注意点など。ポイント② ベトつきを感じたら、「できるだけ早く洗顔」する。
肌がベトつく前に洗顔するのがベストですが、難しい場合は、「できるだけ早く・丁寧に洗顔する」を意識しましょう。
肌環境が悪化しやすいタイミング
紫外線が多く、汗をかきやすい夏の肌
アウトドアやレジャー、海水浴など
夏場は紫外線が多く、汗をかきやすいので皮脂の劣化が早くなります。また、アウトドアや海のレジャーでは、肌が砂ホコリやチリ、海水、雑菌にさらされる機会が多く、肌環境が悪化しがちです。
肌環境の悪化を感じたら、できるだけ早くケア
ベトつく肌を放置すると、肌荒れの原因になってしまいます。肌環境の悪化を感じたら、できるだけ早く洗顔して、お肌をリセットしてあげましょう。
ポイント③ ベトつくエリアは「丁寧に洗顔」する。
ベトつく変性皮脂は、落としづらいという特徴があります。肌のベトつきを感じたら、いつもより丁寧に、時間をかけて洗顔しましょう。
毛穴や皮脂が多いTゾーンは、とくに皮脂や毛穴のトラブルが起きやすいエリアです。正しい洗顔方法で、しっかりとケアしてあげましょう。
➡ 正しい洗顔の手順と注意点。「洗顔料」で優しくヨゴレを落とすコツ。オイリー肌は「皮脂の取りすぎ・洗いすぎ」に注意
肌のベトつきが気になるオイリー肌は、普段から皮脂の分泌が多く、どうしても肌環境が悪化しやすくなっています。
ですが、ベトつきが気になるからといって、強い洗顔フォームで何度も洗ったり、ゴシゴシ力を入れて洗ってしまうと、今度は逆に「皮脂の取りすぎ・洗いすぎ」となり、肌にダメージを与えるので逆効果です。
オイリー肌の皮脂ケアは、「取る」より「分泌コントロール」が先
そんなオイリー肌タイプの皮脂ケアは、洗顔で取り去るよりも、普段から適切なスキンケアを徹底して、過剰な皮脂の分泌を抑えることが大切です。
お肌は適切に保湿することで、皮脂の過剰な分泌を抑えることができます。
オイリー肌こそ「保湿」が大切
過剰皮脂の原因の多くは、偏ったスキンケアや生活習慣による「肌バランスの乱れ」です。
オイリー肌こそ適切な保湿ケアを徹底して、過剰に乱れてしまった皮脂のバランスを整えていきましょう。
➡ ニキビが気になるオイリー肌に、「乳液やクリーム」は必要?ニキビ肌におすすめの保湿コスメ。
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