ニキビ肌改善には「基本のスキンケア」の徹底が近道
長年ひどいニキビに悩み続けた私の肌は、「基本のスキンケアの見直し」をきっかけに、劇的に変わりました。
本気でニキビ肌を改善したいなら、特別なケアよりも先に、「毎日の正しいスキンケア」が大切です。
ニキビに悩む方に向けて、肌質改善に役立つスキンケアをまとめたので、ぜひ最後までお付き合いください。
私のニキビ肌を改善した「基本のスキンケア」について
「基本のスキンケアが出来ていないと、どんなにニキビケアをしても意味がない。」
「ニキビを本気で治すには、基本のケアで肌質改善するのが近道。」
これはどちらも、私がスキンケアを見直して実感したことです。
偏ったニキビケアばかりでは、いつまでたってもニキビ肌は良くなりません。不安定なニキビ肌を改善するには、「毎日のスキンケア」を徹底して、肌を内部から安定させていくことが大切であり、一番の近道です。
このページでは、私のニキビ肌を改善してくれた、「基本の洗顔・クレンジング・化粧水・保湿」について、それぞれのポイントをまとめています。
「正しい洗顔」が出来ているかチェックしよう。
洗顔の見直し・チェックリスト
「皮脂はニキビの大敵。だからニキビの予防には、とにかく洗顔が大切!」そんな気持ちで、洗顔を頑張りすぎていませんか。お肌に良いはずの洗顔も、やり過ぎは禁物です。
「やりすぎ洗顔」で肌にダメージを与えていないか、チェックしてみましょう。
NG! 強すぎる洗顔料をチェック
洗浄力が強い洗顔料を使っている
スクラブやピーリング系洗顔の普段使い
ニキビケア用の殺菌洗顔をしている
熱いお湯で洗顔している
NG! 洗いすぎや力の入れすぎをチェック
力を入れたり、ゴシゴシと洗っている
1日に何度も洗顔やクレンジングをしている
念入りに長時間、顔を洗っている
ふき取り系のケアをしている
入浴時に熱いシャワーを顔にあてている
顔の洗いすぎ・皮脂の取りすぎで肌に起こること
油分バランスが乱れ、皮脂が増えてしまう
肌がゴワつき固くなる
アクネ菌と戦う「善玉菌」が減る
角質層がダメージをうける
ニキビが出来やすい肌質になる
「顔の洗いすぎ」を続けていいると、皮脂が増えたり、肌が不衛生に傾きやすくなってしまいます。
➡ 顔の洗いすぎが良くない理由ニキビ肌には「ぬるま湯洗顔」がおすすめ!
ニキビ肌は「ぬるま湯洗顔」で肌を安定させよう
不安定なニキビ肌におすすめしたいのが、マイルドな洗顔方法である「ぬるま湯洗顔」です。
ぬるま湯洗顔とは?
ぬるま湯洗顔とは、洗顔フォームを使わずに、「ぬるま湯」だけで顔を洗う洗顔方法。
泡立つ洗顔料に比べて刺激が少なく、肌本来のバリア機能を乱しません。
「美肌を育てる洗顔」として、ニキビが出来やすく不安定な敏感肌や、肌荒れ時のレスキューケアとしてもおすすめです。
ニキビ肌に「ぬるま湯洗顔」がおすすめな理由
- ニキビや炎症を刺激しない
- 角質や皮脂の取りすぎを防げる
- 肌のうるおい成分を残して洗える
- お肌の常在菌バランスを乱さない
- 取りすぎ・洗いすぎのダメージを防げる
- 洗顔料が不要で、界面活性剤ゼロ
- 肌をこすらなず、肌への負担が軽い
コラム「顔の洗いすぎ・皮脂の取りすぎ」だった過去を反省
過去の私は「ニキビが出来やすい皮脂性肌だから、とにかく洗顔が大切!」という理由で、洗浄力の強い洗顔料を愛用していました。
その時の肌の状況はというと、いくら顔を洗っても、すぐに皮脂が分泌される「ベトつき肌」で、洗顔直後なのにお化粧も苦労するほど。
今思えば、「皮脂の取りすぎ・洗いすぎ」が原因で肌が不安定になり、過剰に皮脂が増えていたのだと分かります。
朝の洗顔を「ぬるま湯洗顔」に変えた効果。
洗顔を見直したころは、「ぬるま湯洗顔」に不安がありました。
「洗顔料なしで、ちゃんと洗えるのか不安」
「皮脂が落とせず、肌がベトつくんじゃないか」
「化粧が崩れるのでは」
「不衛生になって、ニキビが増えるんじゃないか」
ですが「ぬるま湯洗顔」を続けた結果は真逆でした。
ぬるま湯だけでも皮脂は落とせるし、不快にベトつくこともありません。それどころか、洗顔後すぐベトついていた過剰な皮脂が落ち着くようになり、化粧がしやすくなったのです。
今でも続けている「ぬるま湯洗顔」の習慣
私のニキビ肌の改善に大いに役立った「ぬるま湯洗顔」ですが、肌が安定した今でも習慣として続けています。
おすすめは、「朝のぬるま湯洗顔」+「夜はマイルドな洗顔料」のように、洗顔を使い分けるスタイルです。この方法だと、顔の洗いすぎを避けながら、古い角質や皮脂もきちんとケアできるので、おすすめです。
ニキビ肌だけではなく、乾燥肌・年齢肌・敏感肌など、全ての肌タイプにおすすめなので、ぜひ毎日のスキンケアに取り入れてみてください。
きちんとケアすれば皮脂も汚れもちゃんと落とせる
炎症しているニキビにも染みない
お湯だけでOKなので続けやすい
ニキビに優しい「クレンジング」をしよう。
ニキビが気になるオイリー肌タイプは、クレンジングでも「しっかり落とせるタイプ」を選びがち。かくいう私も、ニキビ肌に悩んでいた頃は、洗浄力が強いクレンジングを愛用していました。
「クレンジング力が強いほうが、メイクも皮脂もスッキリしそう」
「ニキビ隠しのカバーメイクをするから、強めのクレンジングが楽」
「クレンジングなんて、何を使っても一緒」
と思っていたからです。
ですが実際は、強すぎるクレンジングがお肌にダメージを与え、ニキビ肌の原因の一つになっていたのです。
毎日のクレンジングが肌ダメージになっていないか、チェックしてみましょう。
クレンジングの見直し・チェックリスト
ニキビ肌と相性の悪いクレンジグをチェック
「なんでも一度に落とせる」系のクレンジング
泡立つタイプのクレンジング
オイルクレンジング
拭き取りタイプのクレンジング
ニキビ肌を刺激するクレンジング習慣
洗浄力の強いクレンジングの使用
顔全体のメイクを一度に落としている
ポイントメイクリムーバーを使っていない
強すぎるクレンジングが肌に与える悪影響
- ニキビや肌荒れを刺激してしまう
- 肌のバリア機能が低下する
- 肌が乾燥しやすくなる
- ターンオーバーが乱れ、肌が固くなる
- 肌が不安定になり、荒れやすくなる
「なんでも落とせるクレンジング」の危険性
「なんでも落とせるクレンジング」はとても便利に感じますが、クレンジング力が高い分、つねにお肌を硬い消しゴムでゴシゴシとこするようなもの。
普段のメイクを落とすのに、そんな強さは不要です。
「便利なクレンジング」と、「肌に良いクレンジング」は別物、と覚えておきましょう。
ニキビ肌のメイク落としは
「ミルク」か「コールドクリーム」がおすすめ!
不安定なニキビ肌と相性の良いクレンジングとして、私がおすすめなのは、ミルククレンジングか、コールドクリーム・クレンジングのどちらかです。
ニキビ肌・敏感肌におすすめのクレンジング
ナチュラルメイク派なら、ミルククレンジングがおすすめ!
しっかりカバーメイクなら、コールドクリームがおすすめ!
ミルククレンジング・コールドクリームクレンジングの特徴
- 乳液や美容クリームでメイクを落とすような優しさ。
- 低刺激で、ニキビや炎症中の肌でも安心。
- ゴワつくニキビ肌がしっとりと柔らかくなる。
- 正しく使えば、洗顔後のベトつきもなし。
ニキビ肌に「ミルク」や「クリーム」のクレンジングが良い理由
「ミルク」と「コールドクリーム」は、どちらもしっとりタイプのクレンジングなので、ベタつきが気になるオイリー肌の人は避けがちかもしれません。
ですが、この「しっとりさ」こそがニキビ肌質改善に欠かせないポイント。
しっとりしているからこそ、「うるおいを残しながらメイクを落とせる」ので、ゴワつきがちなニキビ肌を、しっとりと柔らかく改善してくれるのです。
「しっとりクレンジング」がニキビに与える効果
しっとりとした洗い上がりで、肌の柔らかさがアップ。
ゴワつく毛穴が柔らかくなり、毛穴詰まりが減る。※
肌バリアが安定し、トラブルが減る。
*毛穴が固いと皮脂が詰まりやすくなり、ニキビの原因になる。
クレンジングの見直しで感じたニキビへの効果
洗顔後、とにかく肌が柔らかい
クレンジング後の肌がしっとりして、ベタつかない
炎症しているニキビにも染みない
ゴワつく肌が柔らかくなった
毛穴トラブルを減らす「化粧水」の使い方をチェック。
化粧水の見直し・チェックリスト
ニキビが気になるオイリー肌タイプは、さっぱり系・収れん(引き締め)系・アクネケア系の化粧水を選びがち。
ですが「さっぱり系」や「収れん・殺菌系」の化粧水は保水力が弱く、「肌の水分量を高める効果」が不足することも。
NG!使用を見直したい化粧水
さっぱり系の化粧水
収れん系・引き締め化粧水
アクネケア・殺菌系の化粧水
化粧水の効果で一番大切なのは、「肌の水分量を高めて、肌や毛穴を柔らかく保つこと」です。
あえて化粧水で肌を殺菌したり、引き締め効果を求める必要はありません。
NG!間違えた化粧水の使い方
洗顔後すぐに化粧水をしない
化粧水を少量しか使っていない
肌にチャチャっとつけて終わりにしている
化粧水の浸透に時間をかけない
化粧水を、「適当なタイミングに、チャチャッとつけて終わり」では、どんなに高い化粧水でも効果が半減してしまいます。
化粧水の「ニキビ肌改善」効果
「正しい化粧水」のニキビ改善効果
水分と油分バランスが整い、皮脂がおちつく
肌や毛穴が柔らかくなり、毛穴トラブルが減る
バリア機能が安定し、トラブルが減る
弾力が増し、開いていた毛穴が目立たなくなる
肌のゴワつき・くすみ・黒ずみの改善
顔色が明るくなる
肌がなめらかになり、化粧がしやすくなる
化粧水を見直して感じたニキビへの効果
とにかく肌が柔らかい
キメと弾力がまして、毛穴が目立たなくなった
ニキビが出来ても治りやすい
ニキビ跡が残りづらくなった
顔色が明るくなった!
化粧水を正しく使えば、次第に「固くゴワつく皮脂性肌」が、「柔らかく弾力のあるしっとり肌」へと変わっていきます。
ニキビ肌におすすめ
「化粧水の選び方・使い方」
固い毛穴は皮脂が詰まりやすく、肌トラブルが多発します。「正しい化粧水」で肌と毛穴を柔らかく保ち、毛穴トラブルを減らしましょう。
ニキビ肌改善への近道
「保湿ケア」を徹底しよう。
「保湿」の見直し・チェックリスト
普段からニキビが多く、オイリー肌に悩んでいると、お肌に油分を与える「保湿系スキンケア」に苦手意識があるかも知れません。
オイリー肌が「保湿」に抱くイメージ
「保湿が必要なのは乾燥肌の人だけ。」
「私はオイリー肌だし、保湿ケアは不要。」
「肌はいつもテカテカだし、うるおいは十分。」
過去の私もそう考えていた一人で、ひどいニキビや肌のテカりに悩んでいたころは、保湿についてネガティブな印象がありました。
保湿には「ネガティブな印象」があった
「皮脂が多いのに、油分を加えるなんて逆効果!」
「肌が余計にベトつきそう。」
「朝の保湿で、メイクが崩れそう」
ですがこれらはどれも、保湿に関する「間違えた思い込み」だったのです。
間違えた保湿ケアをチェック
「スキンケアの最後にきちんと保湿しない」
「オイリー肌だらか保湿しない」
「化粧が崩れそうだから、あえて保湿はしない」
「夏だから、保湿はいらない」
「ベトつきそうだし、スキンケアは化粧水だけ」
「保湿しないケア」で肌におきること
肌の表面と内側、両方の乾燥が進む
水分・油分バランスが乱れ、皮脂が増える
肌がゴワつき、分厚くなる
表面はベトつくのに、内側は乾燥した「インナードライ肌」になる
肌が不衛生に傾きやすくなる
ニキビや肌トラブルが増える
ニキビ肌こそ「保湿」で肌が変わる
ニキビ肌こそ「保湿」が良い理由
保湿コスメの油分は、皮脂よりも肌に良いから
油分バランスをコントロールできるから
皮脂腺の負担を減らせるから
肌環境が清潔になり、ニキビが減るから
化粧崩れしない肌を持続できるから
コスメの油分は、毛穴に詰まらない。
毛穴から分泌される皮脂と違い、コスメの油分は外側から補えます。
皮脂のようにベトつかず、いつでもサラリと柔らかいので、毛穴をつまらせる心配もなく、アクネ菌の餌にもなりません。
「正しい保湿ケア」でニキビ肌に起きた変化
何をしてもベタついていた皮脂が落ち着いた
毛穴トラブルが減った
化粧が崩れづらくなった
肌が柔らかくなった
ニキビや肌トラブルが減った
肌がキレイになった!
皮脂が気になるオイリー肌こそ、「コスメの油分」を味方にすれば、肌質改善の大きな効果が得られます。
ニキビ肌におすすめ
「保湿の選び方・使い方」
ニキビ肌・オイリー肌改善への近道は「正しい保湿の徹底」です。皮脂トラブルが多いニキビ肌こそ、「正しい保湿」で皮脂を味方につけて、すこやかな肌を保ちましょう。
➡ 若くてもオイリー肌でも「保湿」したほうが良い理由。皮脂よりも優れた「コスメの油分」で未来の肌に差がつく。
➡ 「与えない・保湿しない」がニキビに良くない理由
➡ 効果UP!保湿コスメの使い方
➡ ニキビが気になるオイリー肌に、「乳液やクリーム」は必要?ニキビ肌におすすめの保湿コスメ。
➡ 私のニキビ肌を治してくれた「本当にニキビに効く」おすすめ化粧水
➡ ニキビ肌・オイリー肌を改善する「クレンジング」の選び方